サロン・デュ・ショコラ

毎年パリで開かれるチョコレートの祭典、サロン・デュ・ショコラ。世界各国から人気のショコラティエ、パティシエが集まる。各ブランドの販売ブース、デモンストレーションなど多数のイベントがあり、ショコラの魅力を堪能できる。

なかでも興味深かったのはカカオ生産国のブース。現在カカオは東南アジア、中南米、西アフリカなどの赤道付近、熱帯雨林のプランテーションで栽培されているという。原産は中南米。

アフリカ、トーゴのブースに寄ってみた。生カカオの実はラグビーボールのような形、大きさをしていて、色は緑から黄、橙、赤褐色に変化していくのだとか。その実にナイフを入れ白いパルプに覆われている種をとり出し、発酵、乾燥、ようやくカカオやチョコレートの原料、カカオ豆になるのだそう。

古代より神聖な儀式に使われたり、薬として扱われ、神々の食べ物と言われているカカオ、天与の特別な食べ物なのだ。