トロワ点景:まちのアルバム

パリ東駅から列車で1時間半ほど、シャンパーニュ地方中心都市のひとつトロワ(Troyes)へ。写真撮影は2019年9月。

トロワの歴史はローマ時代にさかのぼる。中世にはシャンパーニュ伯領の主都、交易の地として繁栄↑

まちのシンボル、カテドラル。13世紀から17世紀にかけて、建築に数百年の歳月がかけられたという↑

フランボワイヤン様式のカテドラル西正面。左右のバランスはこれでいいのだろうか、と気にならないでもない↑

火災、部分崩落など修復の繰り返されたカテドラルは、見る角度によって多様な表情を↑

市庁舎前広場。トロワ市は6万人の人口を擁する↑

サン・ユルバン大聖堂前の広場にて。かつてのまちの富を表すように、大規模な教会がいくつも街並みに溶け込んでいる。1129年、かのタンプル騎士団の創設されたのも、ここトロワだった↑

ハーフティンバーの家々、入り組んだ路地を歩く。通り抜けてしまうのを惜しく感じながら↑

第二次大戦ではナチスに占領され、奇跡的に戦災をまぬがれた。そう知ると、まちに残る中世の面影はいっそう貴重なものに思われてくる↑

夕食どき。市庁舎前の大通りにはレストランが並ぶ↑

トロワはシャンパーニュ(シャンパン)のまち。名高い豚の内臓の腸詰め(アンドゥイエット)、これをソテーしたものに、これまた地元のチーズ(シャウルス)を温めて絡めた一品を注文。すべて地産地消↑

16世紀に建てられたモロワ館が、現在では「道具と職人」博物館に↑

かつて人間の手足の延長として使われていた道具、工具類の美しさに息を呑む↑

トロワに現存する最古の教会マドレーヌ寺院(12世紀建築)。祭壇前に仕切りのある様式が特徴。レース編みを思わせる繊細な仕上がりに、当時の職人の心意気が伝わってくるようだ↑